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実は日本の医療は先進国で最低だ









実は父は茨木市の駅の近くに三百坪の土地を買っていた。
その土地の中に六十坪のアパートを建ててもいた。それは私がまだ小学生になった頃であった。父が母に語っていたことを不思議に私は覚えている。







「駅前やったら、一坪一万円やで。流石にそれは無理やった。歩いて五分くらいやけど一坪三千円やった」
心配性の父は六十坪の土地をアパートにして残りの土地を利用して農作業をしていたのだ。田畑を開墾しスイカやトウモロコシを栽培していた。開業医として忙しい筈だった。趣味ではなかった。しばしば父は言っていた。







「医者が何時迄も金があるとは限らない。万一の為に自分が食べられるようにしないと、もし戦争でもあれば自分の田畑さえあれば死ぬことはない」
確かに父の育った環境ではあるいはそう心配したのも無理はなかったのかもしれない。しかし、その頃は私が小学生に入学したころだった。もはや戦争なんか起こるとは考えられなかった。しかし、父は心配していたのだ。







小さな小屋を建てて養鶏場も持っていた。おかげで私は幼くしてトウモロコシの収穫やサツマイモを掘り出した経験を持っている。幼いなりに手伝いをさせられていた。当然に無給であった。また、鶏が卵を温めて孵化する様子も見ていた。母鳥が野良猫からヒヨコを守る際に、きちっと野良猫を睨めつけて、ヒヨコを守る姿も目の当たりにしていた。ヒヨコは野良猫が来ると「ピヨピヨ」と母鳥の羽の下に身を寄せる姿を目撃していたのだ。









今となってはそんな姿を目の前で目撃した経験のある人など何人いるのだろうか。今では卵を孵化させるのに機械を使うのが普通だろう。思えば父の心配性のおかげで貴重な体験を出来たことになる。
故に父が五十前後の若さで開業医を止めたとしても、無職ではなかった。農家でありアパートの経営者でもあった。それにしても長年培ってきた医者としての経歴を捨てられる神経は私には今もって全く分からない。








多くの人の命を救った実績があったのだ。この日本で五十歳の若さで医者の仕事を自ら止める人なんかいるのだろうか? これまで見てきた患者さん、父を慕ってきた患者さんをどうして簡単に見捨てられるのだろう。事実、父が八十二歳で他界した時にも、その時ですらお葬式には大勢の人達がいた。私は知らないが妹がお葬式の後で言っていた。








「先生に命を助けられた」とか、
「先生は命の恩人です」
とか、多くの人達がいたそうだ。妹は茨木の土地を離れたことがないので知人も多かったのだろう。私は茨木を離れて相当の歳月を経ていたので、私自身はそんな話を聞いたことがなかったのだが、後で随分聞かされたものだった。








それ程患者さんから慕われていた父がいとも簡単に医者という職業を捨てたのだった。
父はその頃には囲碁で、素人五段程になっていた。商売をしたかったのだろうか。茨木市にはなかった碁会所を経営しようとしていたのだ。父は恐らく勝手に計画を練っていたのだ。突然家族に言ったのだ。
「アパートの隣に大きな二階建ての家を建てる。その半分で商売をする。残りの半分は借家にして家賃を取る。そうすると損はしない」







父の計画では商売をする二階では、父の経営する碁会所を開く。一階では大学を止めた次兄が喫茶店を経営する。碁会所で囲碁を楽しむ客が空腹になれば、一階の喫茶店で食事やビールやコーヒーを注文できる。囲碁を楽しみながら空腹を満たすことが出来る。そうすれば囲碁を楽しむ人達は長居できる。喫茶店も儲かる。相互効果で両店とも繁栄できるという計画であったのだ。








当時の私は父の計画を聞いて、何となく納得していたのだが、今や大人になった私は本当に理解できない。
考えて欲しい。長年の経歴を持ち地域から相当の尊敬されていた医者である。その医者が突然廃業して喫茶店と碁会所を開くのである。理解できる人がいるのだろうか。同じ茨木市である。歩いてわずか五分の距離である。昨日まで患者だった父をどう呼ぶのだろうか。









昨日までは、「先生、助けて下さい」そう呼んでいた頼りにしていた医者が突然に碁会所のオヤジになるのである。
本当に家族の誰もが異議を唱えなかったのが不思議である。しかし、それが我が家なのだ。普通の常識を全く気にせず、偉大な父の言いなりになるのが我が家であったのだ。誰一人、父に黙って従うのが我が家なのだ。唯一の例外が私だったのだ。私が父に嫌われるわけである。








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