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実は日本の医療は先進国で最低だ







そう言えば、父は常に勉強していた。高価な本を取り寄せて、勉強していたことも覚えている。私が尋ねたことがあった。
「お父ちゃんでも勉強するの?」
その時には父の機嫌が良かったのだろう。珍しく私にやさしく答えてくれた。







「治療が分からない患者さんがいんね。一番良い治療を考えんとあかん。間違った治療をしたら可哀そうやろ。新しい治療も勉強せんとあかんのや」
 私が聞いた。
「たった一人の患者さんの為に本を買って損とちゃうの?」
父は明確に答えた。






「損に決まってる。そやけど、出来ることは何でもしたげる。それが医者や」
 そう言えばこんなことも言っていた。
「医者で本を書いたりしてる奴がいるけど、そんな暇があるんやったら、患者の治療にもっと努力せえ」
 ある意味で父は完全主義者だったのかもしれない。父にすればあの森鴎外でさえ、医者の片隅にも置けないと思っていたのかもしれない。











作家を諦めて、医者を志した以上患者の治療以外に目を向けてはならないと信じていたかもしれない。
 ともかく、父はそのように生きてきた。完全主義者であり、そして常に完全を期待して、その期待は当然に子供に向けられていたかもしれない。正直、子供はしんどくて堪らないのだが。









 父が結婚すると、二人の子供が出来た。男の子と女の子であった。つまり私の長兄と姉である。しかし、二人の母親つまり父の妻は体が弱く、早死にしたそうだ。しかし、その事実は全く知らされなかった。私の長兄と姉が実は母親が違うことを知ったのは、私が高校生になってからだった。何も秘密にすることはないと思うのだが、完全主義者の父には全ての子供が同じ母親であることを装いたかったのだろうか。







母もまた、父の方針を素直に受け継いだのだろうか。母が先妻の子供を私達と全く同じように育てていた。少なくとも、私には出来ないことである。私なら生まれた時から事実は事実として、率直に子供たちに伝えていただろう。母は全く差別していなかった。









それどころか、私にだけ冷たく当たっていた。多分、長兄の目を気にしていたのだろう。無意識にか、ひょっとすると意識的に、私に冷たくすることにより、
「ほら、あなたを差別していないでしょう」
そう言いたかったのかもしれない。






他人の目を常に意識するのは母の常だった。近所の人でも母が実は後妻であったことを知っていた人は誰もいなかったのではないだろうか。誰もが母が五人の子供を産み育てたと思っていただろう。
 どこから母の性格は出来たのだろうか。今度は母のルーツを探りたい。何度も言うように私の気が狂ったことに対する原因の追求であり御参考にして頂ければ有り難い。






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