fc2ブログ

ガンで何度も死にかけた私が今思うこと!






「でも、先生、輸血が原因でエイズにかかった人もいたでしょう。私はエホバの信者ではありません。
でも、売春してエイズになれば自業自得と思って我慢できます。でも、輸血が原因でエイズになれば、死んでも死に切れません。妻も私を疑うでしょう」






医師は落ち着いて私を諭すように言った。
「輸血が原因でエイズになるなんて、極めて珍しい例外です。血液は十分に検査されています。それに、万一輸血が原因でエイズになれば国の責任で保障されますよ」





幾ら説得されようと嫌なものは嫌だった。血液でさえ私にとっては私だけのものなのだ。他人の血液なんか欲しくはない。
それに国の補償と言っても決して元の体には戻してくれないのだ。





自分の体を犠牲にして一億円をもらって喜ぶ人がどこにいるのだろうか。しかも国の保証と言っても決して一億円もくれないだろう。
せいぜい二千万円貰えるのが精一杯だろう。そんなお金で自分を犠牲にして喜ぶ人がどこにいるのだろうか。






日本で輸血と言っても、既に外国では海水のようなもので輸血されているそうではないか。私も海水で輸血して欲しかったのだ。




どんなに例えば一兆、十兆貰っても自分の体は戻らないのだ。どこの誰が自分の人体を犠牲にしてまで大金を受けとりたい人がいるのだろうか。
誰がはした金を受け取って自分の体を犠牲にするのだろうか。しかし、それをここで言っても無駄なことは分かっている。






この日本では血液が足らなくなれば輸血以外助かる道はないのである。
当然に欧米などでは私の意志を尊重してもらっただろう。日本ではいまだに輸血しか認めて貰えないのだ。





これ以上私の我を通そうとすれば手術をしてもらえなくなる。私は小さい声で言った。
「先生、分かりました。でも、輸血は最小限にして下さい。私は自分の血がキレイなどは思いませんが、でも、他人の血は出来るだけ少なくしてほしいのです」






医師は言った。きっと、心の中では「なんと扱いにくい患者だ」と思っていたことだろう。
「分かりました。出来るだけ少なく必要な輸血にとどめましょう」
それはきっと私を慰める為に、気休めに行っただけだろう。実際に手術をすれば忙しくメスを動かすのだ。そんなことは忘れているに違いない。







でも、例え気休めだけでも、言ってくれて有難かった。私はその言葉を多少のよりどころに出来る。
只、次の言葉だけは許せなかった。





「万一、手術の結果を見て危なくなれば、人工肛門のままでおくこともあります」
冗談ではない。
病院を変え、必要もない前回の手術を受けたのは人工肛門閉鎖手術を受けたいからだ。それが出来ないならば、こんな込み合った病院などに通わなかった。私はすかさず言った。





本当に私は必死だったのだ。とても我慢出来ない。




出来れば下のブログランキングの両方をクリックして頂ければ有難いです。
何とかガン患者の為に順位を上げたいのです。御協力をお願いします。











ブロ友
良い人だと思います。只、私は自分のブログで精一杯で読めないのが残念です。
https://tatakau736.blog.fc2.com/
【岡田有希子の謎】予知夢・超能力
◎予知夢・超能力とは…?また彗星のごとく
現れこの世を去った岡田有希子の謎に迫る!!
https://xn--mdk8a422t5r0c.fc2.net/





私の別のブログです
こちらも見て戴けたら嬉しいです


このブログはがんだけに特化しています。私の紹介したブログは若い人の為に役に立つと思うことを何でも書いていますが、今紹介したブログは若い方に役に立つよう何でも書いています

スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

プロフィール

xo6em3gc9c1o

Author:xo6em3gc9c1o
64歳でガンになりました。その偽らざる経験を知って頂きたいのです。

カテゴリ

ジャンルランキング

[ジャンルランキング]
日記
2066位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
861位
サブジャンルランキングを見る>>

ジャンルランキング

[ジャンルランキング]
日記
2066位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
861位
サブジャンルランキングを見る>>

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR