2022/04/27
ガンで何度も死にかけた私が今思うこと!
只、入院中に看護婦さんから、
「人工肛門のしおり」と書かれたパンフレットが貰えた。
茨木済山会ではこんなしおりはもらえなかった。その紙には入浴出来ると書かれていた。これは本当に驚いた。
茨木済山会ではシャワーだけで我慢するように指導されていたのだ。後に、ほぼ一年ぶりに入浴できた時にはその気持ちの良さに、感動したのだった。
明らかにガンの手術には慣れているのだろうと思った。世間の噂は結構正しいのかもしれないとも思った。
只、中々退院出来ないようで、本当に困った。医師がしばらく断食を強制していたからだ。主治医が言った。
「小腸に動きがみられませんね。それまで食事と水は禁止です。えー、退院ですか。
それには先にまず小腸が動き出して、きちんと食事が出来、安定してから退院を考えましょう」
医師は私に二週間と言ったではないか。どうして約束を守ってくれないのか。患者の都合を全く無視する。たった四人の生徒が止めたら責任を取ってくれるのか。
これがもしもアメリカだったら、きっと患者の希望を聞いて二週間で退院出来るように調整してくれるだろう。
少なくともテレビで見るアメリカの医者は患者の希望を聞いて最善の手を尽くしてくれる筈だ。患者の意思をこれほど無視する国があるのだろうか。
私は外国で手術したことがないので、海外がとうなのか分からない。しかし、日本ほど患者のことを考えない国はないのではないだろうか。
私は何度も二週間で退院できると聞かされていた。アメリカでは患者が裁判を起こすのではないだろうか。権利意識の強い国である。
日本ほど患者の立場を考えない国は恐らくないと私は思う。例え後進国でも医者は貧しいだけに患者と常に寄り添っているだろう。
患者の意思を日本ほど無視する国は恐らくないだろう。勿論、様態が急変すればそれなりの処置はするだろうが、日本ほど患者の心を無視する国は恐らくないだろう。繰り返して言いたい。
私は何とか塾をやり続けたかった。今いる生徒は非常に貴重であった。何しろ、新聞広告などとても出来る余裕はなかったのだ。心理的に追い詰められていた。
当時の私は四人の生徒が命綱だった。私は信じていたのだ。その四人の成績を上げればまた十人になり、更に大阪市内でしていたように百人にしたいと本気で思っていたのだ。
だから医者の都合など聞いておれなかったのだ。私は自分なりに考えた。そうか、退院する為には医者が食事を認めて初めて考慮してもらえるのか。
小腸を動かすためには、こっそり食事をすれば良いのだ。私の結論は出た。養分が来ないから、小腸は動く必要がないのだ。必要があれば小腸は動く筈だ。
妻が見舞いに来てくれた時に、私は妻にこっそり頼んだ。
「お願いだから、今度来る時には秘密にお弁当を持って来て欲しい。消化が良いもので、反焼の卵と柔らかい御飯、それに柔らかく焼いた野菜。お願いだから持って来て」
妻が心配して私に聞いた。
「本当に大丈夫なの? お医者さんは許可してくれたの? 」
私は答えた。
「絶対に間違いない。医者は馬鹿だ。教科書しか読んでいない。パパはあれだけの本を読んだ。パパを信じて! 絶対大丈夫だから。
それに医者の言うことを聞いていると退院出来ない。少ない生徒がまた止めてしまう。そうなると生活出来ない」
妻が答えた。
「分かった。パパを信じる。こっそり持ってくるね」
そして妻が弁当をこっそり持って来てくれた。私は言った。
「ここで食べるから、看護婦さんが来ないか見張ってね。看護婦さんが来たら、弁当を隠すから」
今迄看護婦さんに感謝することばかりだったが、この時初めて、看護婦さんが敵に見えた。丁度囚人を監視する看守に思えた。
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ブロ友
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【岡田有希子の謎】予知夢・超能力
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今このブログではガンだけに特化しようとしています。紹介したブログはガン以外にも例えば株やバブルの状態のことも説明し、若い人々に是非御参考にしていただきたいと思っています。
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