2022/04/27
実は日本の医療は先進国で最低だ
次女は若いだけに、苦しみながらも英語を楽しく話していた。次女は現地の人達とすっかり打ち解けた。時折、私の部屋に来ると、
「面白いわ。小さい子供達が大勢いてなついてくれて楽しいわ」
などと、私に話すと、再び子供達や同年の青年達と何やら笑いながら話していた。
妻が来た時には私は妻に言った。
「裕美を連れて来て良かった。私はこうして、部屋に寝ているだけ。二人だけで来ていたら、ママの親戚も寝たきりの私を相手に対応が困っただろう」
妻が笑って答えた。
「ふん、確かにそうね。裕美が誰とも仲良く話しているし、本当に楽しそう」
「長女も三女も四歳の時に初めてフィリピンに来て、言葉が分からなくても、楽しそうにしていた。三女がフィリピンに行ったのは本当に何十年も経ていた。
思えば初めての海外旅行はフィリピンだった。医師であり相当の収入があった筈の村田さんが私と江川君を誘ったのであった。
「中野、江川、頼むわ。一緒に行ってくれ。一人で行くのは淋しいわ。ほんまに頼めるのは中野と江川だけや」
きっかけはそのような誘いであったのだか、そこで現地に行くと小学生らしい子供から、私に驚きの言葉がかけられた。
“ Are you Japan? “
だった。日本の試験では無条件で✖である。
“Are you from Japan?
でなければならない。実際に生徒がそんな英作をすれば私は答えたものだ。
「それは、『あなたは日本の国ですか』そんな意味になってしまうよ」
みんな笑い、それで正しい文法を覚えてもらうのである。
実際、入学試験で、Are you Japan?と書けば、間違いなく合格できない。
しかし、その時私は間髪を入れず答えた。
“Yes, I am Japan “
そして、その時私は思ったのだ。日本語でもそうではないか。
「お前は大阪か。俺は福井だ」
それで充分通じるのではないか。日本人は英語を話せないと言う。しかし、余りに文法に厳しすぎるから話せないのではないか。
私は塾で英語の文法を教えていた。生徒のテストの成績を上げなければならない。その為には、英語の文法を私も覚えなければならないし、生徒にも覚えてもらわなければならない。
しかし、会話に於いて、文法など考えながら話せないのではないのか。英会話は数学とは違うのだ。一々、考えながら会話は出来ない。
そもそも、私達自体本当に正しい日本語を話しているのだろうか。例えば、「全然」という言葉は、間違いもなく否定する時にのみ、使われた言葉だった。
私が子供の頃、
「全然大好きだよ」
とでも言えば、間違いなく叱られたものだった。
「全然好きじゃないよ」
という否定の時にしか使ってはいけないものだった。しかし、若い人達は、肯定文で「全然」を使っている。
言葉は生きている。「目線」などは使ってはいけない言葉だった。その為に「視線」があった。お笑いの中で使われ始めたものだろう。
しかし、「上から目線」などと、昔は決してなかった言葉が使われだしている。いずれも、文法も用法も間違ったものだろう。英語でも同じである。
better than I などは聞いたことがない。better than me
誰もがそう言っている。しかし、日本の英語のテストでは前者は合格だが、後者を書けば間違いなく、ペケにされる。
かつてイギリス人に指摘したことがあった。
He know English grammer better than me.
三単現のsはつけていたか、否かはっきりしなかった。問題なのはbetter than meの部分である。
私は彼に笑いながら指摘した。
「あなたは日本のテストで合格出来ませんよbetter than meは、間違っているのです」
彼は、驚いた様子で、
「どうして、better than me は、誰でも使っているよ」
明確に言ったので、興味を持って、その後は、常に言ってみた。
私も相当多数の外国人とも話したけれど
better than I を使った人は只の一人もいなかった。誰もが
better than me. と言っていた。教科書を書いた偉い先生は何を考えているの?
その教科書を書いた人の影響によって日本人が英会話を出来ないようにしているのだ。
三単現のsも、
better than I も、教科書を書いた偉い先生がその基準を押し付けて、まるで数学の難問のように英会話を話せなくしているのだ。そして、テレビではいつものセリフがもっともらしく語られている。
「日本人はこれだけ英語の教育を受けながら、英語が話せないのはどうしてなんでしょう」
私が自信を持って言えることは唯一つ。
文法なんて気にするな。何でも話せば良いのだ。それで、
「その用法は間違っていますよ」
などと指摘してくるのは日本人だけだから。会話に文法はいらない。
かなり脱線してしまって、申し訳ないけれど本当にこれは日本人全員に言いたくて堪らなかったことなので、敢えて、脱線させて頂いた。
学校教育で英文法をある程度学ばなくてはならないだろう。しかし、社会に出れば文法なんて気にしないことが第一である。
現に私はそれで少なくとも英語を母語としない人々とはほぼ何でも話せる。英語を母語としている人達はやはり難しい。
英語を母語としているだけに、易しい言い方を知らないのだ。或は地域の方言を話しているかもしれない。ドイツ人でも、フランス人でもフィリピン人でも、基本的な用語を使っているので話が早いのだ。
例えば、私が大腸ガンであって、それを話す時には、
「ガンになって、大変だ。大手術を受けた」
それで、外国人に、
「へー、大変だ、どこのガンなの」
そう聞かれたとしよう。
大腸なんて言葉を私は英語では知らないし、おそらくドイツ人もフランス人も知らないのではないか。私なら躊躇なく答えるだろう。
「さあー、英語で何というのかな。胃の下にある器官だよ」
それで十分通じるだろう。わざわざ、辞点で大腸を調べても、そんな器官の名前を多分、英語を母語としない人達は知らないのが普通ではないだろうか。
会話は話す。何でも話せば良いのだ。文句を言いたがるのはつまらない日本人だけが文句を言いたがるのだ。本当に長らく脱線させて頂いて申し訳ない。
塾の講師として、常に中学生や高校生に英語を教えながら、感じ続けていたことなので敢えて書かせて頂いた。
私のその時の話に戻ろう。文法など考えずに思い切って英語を話してみる。すごく新鮮で楽しいものだった。その後も韓国にも香港にも台湾にも行った。
しかし、当時は、英語を話せる人は少なかった。フィリピンでは殆どの人が英語を話せた。道を尋ねても、店について聞いても、楽に英語が通じた。なれない言葉で思い切り話してみる。本当に楽しかった。
今でも、私はしつこく多くの日本人に伝えたい。文法など関係ないのだ。未知の人達と思い切り会話を試みる。それは決して恥ずかしいものではない。そんな時に、一番いやな人種がプライドの高い日本人だった。
私は今までの過去の経験に於いて、私の英語を批判した人は日本人以外誰一人もない。アメリカ人ともイギリス人とも英語を母語とはしないフランス人やドイツ人とも、何度も英語を楽しんだ。
褒めてくれた経験は何度もあるが、間違いを指摘されたことは一度もない。
「その表現は間違っていますよ。こう表現すべきですよ」
とかいう輩は決まって日本人だった。
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