2020/07/17
実は日本の医療は先進国で最低だ
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「やはり行こう」
結論を自分なりに出して、決心した。次の日、再び上村医院を訪れた。私は薬をはきちんと服用したのだが、効果が全くないこと、普通と思えない激痛について再び説明した。医師はおもむろに私に言った。
「浣腸しましょう。浣腸すれば必ず出ますから。一分は我慢して下さいね。薬が全て出てしまいますから」
浣腸するなんて、何年ぶりだろう。子供の頃してもらったが大人になってするなんて信じられない気持ちだったが、素直に自分に言い聞かせた。お尻を出して身をかがめるのはとても恥ずかしかったけれど、我慢しなければならない。
看護婦さんにお尻を向けて、心の中で御免なさいと言っていたけれど、治る為に我慢した。すぐに薬がお尻に入れられたので、当然に私はウンチをしたくて、したくて堪らなくなったが必死になって我慢した。一分と言われたが、念の為に三分待つことにした。時計を見て三分が経ったのを確認してから私はトイレに駆け込んだ。私のお尻から大量の水が出た。薬もおそらく全部出ただろう。
しかし、肝心のウンチは全く出なかった。怖いほど出なかった。
「浣腸が利かない」
私は只事ではないと強い恐怖感に襲われた。
私は医師に訴えた。
「三分は我慢してトイレに駆け込みました。でも、ウンチは出ませんでした。薬と水しか出ませんでした」
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