2020/08/01
実は日本の医療は先進国で最低だ
最初から読む前日の文を読む
「急いで電話してみます」
やがて、看護婦さんが急いで私に言った。
「ジャンカラの梅田店にいるようで、連絡がつきました。家族の方もすぐ来られるでしょう。急遽、手術と入院の準備をしましょう」
ほっとした。この痛みから逃げたい。只、それだけだった。
女医の岡山さんが来てくれた。
「良かったですね。家族の方と連絡がつきました。内科では中野さんの命を救うことは出来ません。手術と入院が必要です。
家族の同意書が必要ですが大丈夫でしょう。外科の先生に連絡をして、今日、手術が出来るように残ってもらうことにしました」
この女医の岡山先生には、心から感謝した。その名前は今も忘れられない。
私には大病院のシステムも何も分からなかった。私を助ける為に奔走してくれた。感謝以外の言葉は分からないし、今もって感謝している。普通なら既に死んでいたのだ。
独り言が続いた。
自分はどうなるのだろう。六十四歳で死ぬのだろうか。
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