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実は日本の医療は先進国で最低だ


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成績も次第に落ちて来ていた。自分でも当時の自分を可哀そうだと思う。3年の終わりには茨木高校では無理な姿となりつつあったのだ。止む無く当時の私は次の難関であった春日丘高校を受験した。

しかしここでも私は父にひどい目にあった。実は私は宮本武蔵と同じタイプなのだ。勿論宮本武蔵程強くはないし、喧嘩も弱い。弱いからこそ次兄にもいじめ続けられたのだった。あくまでも受験なり試合の前のしぐさと言うか好みとも言えるのだろうか。私は遅く着くのが好きなのだ。良く受験雑誌などに書いてある。

「テスト前には早めに言って気を落ち着かせましょう」
しかし、あらゆる受験も含めた試練では何より個性が必要不可欠である。私は宮本武蔵と同じタイプだ。テストにはむしろ遅れて行き皆の頑張る姿を見るとファイトが出るのである。

その2年での最終の実力テストもそうだった。遅刻していたが、寧ろその時こそファイトが出たのだ。そして前述したように自己最高のテストとなったのだ。

その時の経緯も父に話していて、
「お父ちゃん、僕は宮本武蔵と同じタイプでぎりぎりに行くからね」

そう何度もそれこそ20回程も父に言っていたのだ。珍しくその時父は家にいた。普段は良くどこかへ出かけて家にいないことが多かったのだが、その時には珍しく家にいたのだ。私はそれを幸いに思い、父に何度も言っていた。


「お父ちゃん、僕は宮本武蔵と同じタイプでぎりぎりに行くからね」
何度も何度も繰り返していた。大事な受験である。繰り返し述べたのも当然だっただろう。父は黙って頷いていた。私はすっかり安心していた。これでテストは受かるだろう。

しかし翌朝には全く父は私の言葉を忘れていたのだ。或は初めから私の言葉を聞こうともしていなかったのかもしれない。
「治男、今日は受験日だろう。早く学校に行け。もう遅いだろう」


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