2020/07/23
実は日本の医療は先進国で最低だ
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家に帰った私は、どうして良いのか全く分からなかった。確かなことは、このままでは良くないということだった。しかし、内科に回してくれなかった。私に何が出来るだろう。
私は小さい塾を経営していた。十一月になると入学試験も近い。大手に行かず私を信頼してくれている生徒を指導しなければならない。とにかく全力で指導する以外ない。私はいつもの通り生徒を指導した。
しかし、指導を終え、帰宅すると原因の分からない体のことを考えた。
そもそも、私は病気のことなんか考えることさえ嫌で、六十四歳になるまで、無事にこられた。
睡眠時無呼吸症の問題はあったけれど、それでも、月に一回済山会に通うことにより、安心していた。
不注意だったのかもしれない。しかし、他の病気については全然心配していなかった。それだけに、石山医院の医師に言われたことは大変なショックだった。
内科で検診しなければならないのに、内科に回して貰えなかった。自分の体に何が起きているのだろうか。
食欲などわかない。眠れない。しかし、寝なければならない。私は睡眠薬を飲み、酒を飲んで忘れようと努めた。寝よう、寝よう。そう念ずるだけだった。おしっこが出るだけ助かった。
あくる日、金曜日の朝、トイレに行くとおしっこが出ない。全く出なかった。前日の苦しみを再び味わうのであった。どうしよう。
医者に行く以外、選択肢はない。しかし、済山会の泌尿器科に行くことは出来ない。何しろ、
「来週来なさい」
としか、言われなかったのだ。
来週どころか次の日におしっこが出ないのだ。
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