2020/10/24
実は日本の医療は先進国で最低だ
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尤も、抗ガン剤は漸く断れても、他にも私から見れば無駄な検査やいろいろな処置を受けた。その処置でもその時にはやはり高価な診察料が必要だった。さすがに細かい処置の種類までは覚えていないが、高額な費用を痛く感じていたことは覚えている。何しろ、殆ど無収入に近くなっていた身だから。
夏休みが近づくと、主治医は私にCTスキャンを受けるように命じた。
「せっかく人工肛門閉鎖手術をしても、ガンが転移していれば大変です。後からでは手の施しようもありません。CTスキャンを受けて下さい。それを受けて頂かなければ人工肛門閉鎖手術も出来ません」
まるで人工肛門閉鎖手術を人質に取られているようにさえ私は感じた。仕方がない。私はそれを意思に反して受けたのだった。結果が心配だった。もしも、ガンが転移していればどうなるのだろうか。私にも全く見当もつかなかった。
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