2022/06/28
2022/06/28
実は日本の医療は先進国で最低だ
2022/06/21
ガンで何度も死にかけた私が今思うこと!
2022/06/21
実は日本の医療は先進国で最低だ
2022/06/14
実は日本の医療は先進国で最低だ
空港で、私はちょうど監視人の隣でそっと座って彼らを待っていた。監視員が私に話しかけた。
「一人なのか。どうしてそこに座っているんだ」
私は答えた。
「家族と一緒に来ている。私は体が不自由なのでここで待っている。妻と娘が別れを惜しんで泣いている」
監視員が私にうなずいた。
「いつもの光景だね」
何となく優しい言葉遣いであった。この人も毎日、そんな別れの涙を見続けている人なのだろう。私は少し尋ねた。
荷物をモニターで監視している姿が印象的だった。
「あなたを撮影しても良いですか」
彼は答えた。
「あなたはこの監視の場面だけを除けば、どこを撮影しても良い。但し、ここは禁じられている。ゴメンね」
私は少し笑って答えた。
「もちろん、規則は大切です。その為に貴方が罰を受けたら、私も苦しい」
監視員が少し微笑んで、
「別れは辛いよね。ここも撮影出来たら良いのにね」
わずかな会話だった。
しかし、私の印象に残った。私の苦しさを淋しい気持ちを共有してくれているような感じがして、何か救われた。この人も私と会話をしてくれて、それでも規則は守らなければならない。
誰もが、決められた規則を守りながら、それでも生きている。そして、次女の悲しい涙も規則で決められたものであり、ここで逃れることは出来ないのだ。
ほんの一瞬、私は次女が琵琶湖の近くの旅館で泣き崩れていたことを思い出した。子供が小さいし、一泊だけの旅行を設定していたのだった。
幼い次女は旅館を出る時に、激しく泣いていた。
「パパ、もう一日だけで良い。後一日、後一日だけここにいようよ」
その時は私も元気だった。自分の車で運転していた。
次の日には生徒が来るはずだった。後一日、休める筈もなかった。次女は車の後ろの席で、激しく泣いていた。
「ねえ、一日だけでは淋しい。後一日、お願い、パパ」
車が進んでいる間にも泣き続けていた。妻が私に小さい声で言った。
「立ったまま泣いたままで寝ている」
泣き疲れたのだろう。どれ程、楽しかったのだろうか。せめて二泊するべきだった。私は妻に言った。
「一泊で十分と思っていたけれど、来年はせめて二泊の旅行をしよう」
事実、次の年には二泊で同じ場所を訪れていた。次女もその年には本当に喜んでいたものだった。
あの時は私が元気だった。今は娘の方が元気である。しかし、状況は極めて似ている。避けられない別れ。
嫌、あの時には次の年に、もう一度訪れることが可能だった。今度は次の年がないのである。今の方が辛いだろう。幼くて無理を言って泣いていた次女、次の年には罪滅ぼしが可能だった。しかし、今回は次の年はない。
私は別れの場所から離れていたけれど、出来れば一緒に泣きたかった。しかし、おそらく、ぎりぎりまで別れを惜しんで、急いで空港に走るのは、体力的に無理だったのだ。私は離れた場所で、一人で妻と次女を待つ。只、監視員とほんの少し、心を共有できた。待とう、ここで妻と次女が走り込んで来るのを待とう。
出来れば下のブログランキングの両方をクリックして頂ければ有難いです。
ブロ友
良い人だと思います。只、私は自分のブログで精一杯で読めないのが残念です。
https://tatakau736.blog.fc2.com/
【岡田有希子の謎】予知夢・超能力
◎予知夢・超能力とは…?また彗星のごとく
現れこの世を去った岡田有希子の謎に迫る!!
https://xn--mdk8a422t5r0c.fc2.net/
私の別のブログです
こちらも見て戴けたら嬉しいです
ガンで何度も死にかけた私が今思うこと2022/06/14
ガンで何度も死にかけた私が今思うこと!
尤も、私が「若い人達の方が大切である」と言うのも老人だからこそこうやって言えるのだろう。
若い人が同じことを言えば当然非難されるだろう。
私の入院の話に戻らせて頂く。ともかく秘密の食事のお陰で私は約二週間で退院した。生徒の誰も止めずに続けてくれた。
しかし医者の言うことを聞いていたら、恐らくもっと時間がかかっていただろう。そして生徒の何人かは止めていただろう。私と妻は正しいことをしたのだった。
尤もその時に生徒の半数が止めていたら、早く諦めて後にアルチュウにならなかったかもしれない。人生では何が良いのか本当に分からないものである。
若い方々も私の経験を是非知って頂きたい。何が良くて何が悪いのか後にならないと分からないのである。だから悪い経験をしても後に良い方向に変えれば良いのだ。
ともかくその時点では私は正しいことをしていたのだ。生徒が止めなくて良かった。その後は週に三日くらいは生徒を教えていた。
若い時に教えていた百人以上の生徒達を教えていた頃と比べると、惨めではあった。
この再度の手術は前述したように必要のないものだった。しかも後遺症が酷かった。
深夜に何度も何度も痛みを感じ夜中に病院に行くことも多かった。
私は方向音痴なので妻が一緒に来てくれた。当然私が運転したのだ。
深夜にタクシーを呼べるほどの経済的余裕など生徒四人である筈もなかった。どちらかと言うと塾をするほうが赤字だった。
例え生徒四人でも、夏にはクーラーも必要だったし冬には暖房が必要だった。赤字でも塾を続けたのはこれから人工肛門閉鎖手術をして生徒が増えるという希望だけだったのだ。
だから必要に応じて持ち株を少しずつ売りながら生活を維持するのが精一杯だった。必要のない手術をして結果の負担だけを強いられて、不合理にも感じたが文句の言いようがなかった。
何しろ医者を敵に回せば人工肛門閉鎖手術をしてもらえないのだ。私は心のなかでもやもやを感じていたがどうしようもなかった。
本当にする必要にない手術をして夜中に何度も病院に行った。妻が次の日に仕事がありながらよく私に付き合ってくれた。
当時はまだナビがなかったのだ。或いはナビがあり私だけが知らなかったのかもしれない。何しろ会社ではなく私一人で仕事をしていた。情報が得られなかったのだ。
この頃は本当に何度も何度も深夜に病院に行っていた。深夜は駐車場も遠く駐車場から歩くのも疲れたが仕方なかった。
本当に患者の希望通りどうして人工肛門閉鎖手術をしてくれなかったのかと怒りの感情を持ってはいたが、日本に生まれた以上仕方ないと諦めていた。
何しろ親友の松木君さえ船瀬先生の講義を全く聞こうとしなかった。日本では権威がないと誰も話を聞こうとしないのだ。悲しい現実を私は受け止めながら手術の後遺症に苦しんでいたのだった。
出来れば下のブログランキングの両方をクリックして頂ければ有難いです。
何とかガン患者の為に順位を上げたいのです。御協力をお願いします。
ブロ友
良い人だと思います。只、私は自分のブログで精一杯で読めないのが残念です。
https://tatakau736.blog.fc2.com/
【岡田有希子の謎】予知夢・超能力
◎予知夢・超能力とは…?また彗星のごとく
現れこの世を去った岡田有希子の謎に迫る!!
https://xn--mdk8a422t5r0c.fc2.net/
私の別のブログです
こちらも見て戴けたら嬉しいです
実は日本の医療は先進国で最低だ
このブログはがんだけに特化しています。私の紹介したブログは若い人の為に役に立つと思うことを何でも書いていますが、今紹介したブログは若い方に役に立つよう何でも書いています
2022/06/07